いつもありがとうございます。

電話0944ー85ー0852(水日祝を除く9:00~17:00)

メール(無料・24時間)

「法務局に行けば30分でできるよ」はヤ・メ・テ

金融機関の人が言う「法務局に行って不動産1個1,000円払えばその場ですぐにできるよ」「この書類を法務局に持って行けば30分で終わるよ」。抵当権の抹消の手続ことですが、

  • 市役所での住民票の写しの取得等の手続とは全然違います。
  • 受付ではやり方を教えてくれません。
  • 登記手続案内は完全予約制で、しかも手続の流れや様式の案内しかしてくれません。
  • 金融機関が発行する書類は、不動産の表示が空欄であるなどの不備があるケースが多く、自分で記入する必要があります。捨印がないので、間違えると再発行(有償の場合もあります。)してもらう必要があります。
  • 金融機関が発行する委任状の宛名欄に、自分で自分の住所・氏名を記入する必要があります。
  • 申請書を作成する必要があります。
  • 収入印紙貼用台紙と申請書をホチキスで綴じて契印する必要があります。
  • 収入印紙を自分で買って自分で張る必要があります。
  • 申請なので受付後に審査があります。手続はその日のうちに完了しません。
  • 抹消登記の前に住所変更登記が必要な場合があります。
  • 手持ちのその住民票では住所変更登記ができない場合があります。

「話が全然違う!」と、なぜか法務局の人が怒られることさえあります。

なので、安易な説明、無責任な案内はやめていただきたい。お客様に対しても失礼だし、迷惑なことだと思います。

法務局の人が困っていると思うので代弁しました。

抵当権抹消登記の申請をしようとする方は(司法書士に必ず依頼してくださいとは言いませんが)、せめて、窓口で配布している手引書や法務局のホームページをじっくり読んで、自宅で落ち着いて申請書等を作成した方がよいと思います。

なぜ法務局は登記申請書等の具体的な書き方を教えたり事前チェックをしてくれないのか?
最近はインターネット上での情報や関連書籍が多く出ており、登記申請を自分自身で行う、いわゆる本人申請が増えつつあるようです。「法務局に行けばその場ですぐに手続ができる」的な趣旨の他機関(官民問わず)による案内不足や「職員が書いてくれる(又は、...
タイトルとURLをコピーしました