遺産分割のことで相続人間でもめている場合

遺産分割のことで相続人間でもめている場合

質 問:
妻がなくなりました。私達夫婦には子供がおらず、妻の両親や祖父母も先に亡くなっています。妻には姉と弟がいます。妻は遺言を遺していませんでした。今私が済んでいるマンションは私と妻が折半して費用を出して購入しており、登記も持分が2分の1ずつとなっています。妻の持分を相続登記して私の単有にしたいのですが、妻の弟が遺産分割協議書に印鑑を押す代わりにと、法外な金額を要求してきて困っています。姉はお金とかに関係なく印鑑を押してくれると言っています。この事情を説明しても法務局で登記は通らないものでしょうか?

”記事を読む”

回 答:
やはり、相続登記を行うには、遺産分割協議への義弟の押印や印鑑証明書の添付も必要となります。

解決策:
相続人間で遺産分割の話合いがつかない場合には、相手方の住所地などの家庭裁判所に遺産分割の調停又は審判の手続を申し立てることができます。調停手続は、相続人の1人又は何人かが他の相続人全員を相手方として申し立てることになります。
調停手続では、家庭裁判所の調停委員会(裁判官1名と調停委員2名)が、背景となる事情を把握して、当事者双方から意向を聴取し、解決案の提示や解決のために必要な助言を行います。そして、最終的には両当事者の合意を目指すことになります。

補 足:この調停が合意に至らず不成立となった場合には、自動的に審判手続が開始され、裁判官が遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮して審判をすることになります。

”記事を閉じる”