コラム

司法書士

登記や司法書士業務に関する誤解

業務の依頼に関する誤解・・・結構ありますよ。 以下、「ありません」「できません」ばかりで大変恐縮でございます。 「名義変更」「名義の書き換え」という登記の目的や登記原因はありません。 登記関係者以外のほとんどの方が使う単語「名義変更」は、正...
戸籍・住民票・親族

「最後の住所」って何? 相続手続の書類には必ず記載が必要なの?

ウェブの相続手続に関する解説や記事などでよく見かける「最後の住所」ってなんでしょうか? 法律用語ではなさそうですし、辞書にも載っていないような気がします。 前からそうだから、とか、みんなそう書いているからとか、機械的に書くことが多いような気...
相続

相続人ではないのに家庭裁判所で相続放棄と同じ手続が必要?

包括遺贈とは・・・遺産の全部あるいは何分の1という形でされるもの(有斐閣「法律学小辞典」)です。 民法(抜粋) 第九百六十四条 遺言者は、包括又は特定の名義で、その財産の全部又は一部を処分することができる。 そして、包括遺贈には相続人に関す...
相続

推定相続人がいない人は包括遺贈を

判例(最判平成9年9月12日) 遺言者に相続人は存在しないが相続財産全部の包括受遺者が存在する場合は、民法九五一条にいう「相続人のあることが明かでないとき」には当たらないものと解するのが相当である。 いきなり、判例から入りました。 自分には...
不動産登記

相続人に対する遺贈の登記(単独申請の場合)は前提としての住所等変更登記が不要?

相続登記を申請する場合は、登記記録上の住所から変更が生じた後、被相続人が住所変更の登記の申請をしないまま亡くなったとしても、相続登記の前提としての住所変更登記を申請する必要はありません(申請することはできません)。では、遺贈の登記の場合はど...